1対複数のデメリット

自家用車を買取業者に売却する際、当然その査定額をまずは把握する必要が生じてきます。
かつては一社一社、足を使って買取査定額の見積もりを出してもらったものですが、近年ではネットの普及により、
一括で複数社の買取査定額を比較できるサイトを利用する人が増えてきています。
こうしたサイトは、手軽に自宅で各社の査定額を比較したり、
どの業者に売却するかを落ち着いて考えることが出来るというメリットが存在しますが、
その一方でやはり、1対複数ゆえのデメリットを感じてしまうことも間々あるやも知れません。
というのも、こうしたサイトでは文字通りあなたの側から複数の業者に対して一度に査定の連絡をするわけですから、
自然の流れとして、業者サイドからもセールスのために次々とあなたのもとへと連絡がいくわけです。
一社ならばともかく、多くの業者からのメールや電話といったそれらが、時にはわずらわしく思うこともあるでしょう。
しかし、多くの業者からそうしたアクションが返って来るということは、逆に考えればなお有利に買取交渉を進めていける一面もあるのです。
たとえば、A社からの連絡のあと、B社から電話が来たとします。
B社よりもA社の方が買取査定額が良かった場合、B社に対して「他社の方が高く買ってくれるらしい」という意の話を持ち出します。
買取業者はそういう競争に敏感ですから、ともすれば査定額をアップしてくれることもあるわけです。
このように視点を変えてデメリットをメリットに変換すべく巧みに活用し、少しでも条件の良い業者を導き出していってください。